バクチーの備忘録: 株価の変動要因
株価の変動要因
目的: 株価の変動要因にはどのような要因があるのかを説明する
わかりやすい要約
主に2つ要因に分類できる。1つめが、個別要因。これは、その会社の業績や見通しによる価格変化をさす。2つ目が市場全体の要因。これは、金利や景気動向,政府などの政策,為替によるものに加え、災害などの要因である。これらは、相互に影響し合う。為替の場合は輸出企業にとっては円安が有利。
極東証券より引用
株価の変動要因
- 個別要因
- 市場全体の要因
1.個別要因
企業の業績・将来性
会社の将来性への期待が高まる->株価上がる
企業業績を判断する材料
企業の決算発表、企業業績に関する経済指標、ニュース、国際機関・政府・中央銀行等の経済見通しや経済レポートなどによって企業業績の動向を判断
2. 市場全体の要因
金利
金利上昇 ->資金調達する際の負担 ->設備投資などが鈍る 利益が減少,預金,債権などから株式に資金が流れる ->株価低下
金利低下 ->資金調達する際の負担 減 ->設備投資や個人消費が活発化,預金,債権などから株式に資金が流れる-> 利益が増加->株価上昇
景気動
景気動向を判断する材料
景気動向は、経済・社会指標や経済に関するニュース、企業業績、国際機関・政府・中央銀行等の経済見通しや経済レポートなどによって景気の動向を判断
景気よくなるor良い->モノやサービスが売れる->企業の利益 増->株価上昇
景気が回復・拡大するような局面では企業業績の改善が見込まれるため、株価に好影響を与える
不景気:逆のこと
為替
国・市場によって為替レートへの反応は様々である
貨幣価値:貨幣一単位で商品やサービスなどを購入しうる能力.貨幣の購買力
以下、相対的に貨幣の価値が高い時を、貨幣の購買力が高いとしてイメージするとよいかもしれない
* ドルの購買力 強い <->円の購買力 弱い
輸出企業
1台200万円の日本車を仮定する
この値は一定とする
この日本車をアメリカで販売するときを考える
レートが以下のように変わる場合
円安ドル高->ドルの購買力 強い ->米国で車リーズナブルになる->
よく売れる->販売額 増->株価上昇
円高ドル安->ドルの購買力 弱い->販売額 減->株価下落
輸入企業
ある資源を輸入するときを考える
同様に考えればいい
円安ドル高->円の購買力 弱い->支払額 増->株価下落
円高ドル安->支払額 減->株価上昇
輸出中心の企業・輸入中心の企業について
自動車メーカーや電機メーカーなど輸出企業 電力,ガス,石油会社や食品加工会社など輸入企業
輸出入は一般に米ドル建て等で行われている
円高/米ドル安になると、一般に原材料・部品,製品・商品などの円換算の輸入価格が安くなるため、輸入企業の利益は増えるが、モノやサービスを販売した円換算の輸出価格が安くなるため、輸出企業の利益は減少する 一方、円安になると、一般に円換算の輸入価格が高くなるため輸入企業の利益は減りますが、円換算の輸出価格が高くなるため輸出企業の利益は増える
政治・経済・金融政策
自然災害・事故
:例えば猛暑が続くと、ビールやエアコンメーカーなどの売上げ増加が期待でき、株価は上がる傾向にある
海外市場
海外の株式市場における株価の上昇や下落が、日本の株式市場に波及することがある